今回の記事は、2020(令和2)年1月、まだコロナ騒動が始まる前の話。私が参加した市民将棋大会のレポを投稿しようと思います。
数年ぶりに将棋が指したくなった
20代の頃は、大会や道場でバリバリ将棋を指す日々でした。それが結婚を機に辞めてしまい、長い間(2~3年ってレベルじゃないです)将棋とは無縁の生活を送ってきました。
しかし、昨年くらいから「また指したい」という気持ちが湧いてきまして……。そう思っていたところ、市民将棋大会が開かれるのを知り、思い切って参加してみようと思った次第です。
参加を思い立ったのが1ヶ月前。
長~いブランクによる衰えを少しでも埋めるべく、急いで勉強しました。昔書いた将棋ノートを引っ張り出してきたり、本を読んだり、詰め将棋をしたり……。
ただ、実戦だけはできませんでした。
休日に妻と娘を放って大会や道場に行くのは、さすがにちょっと。
というわけで、数年ぶりの実戦が大会初戦という、だいぶ心配な状態で当日を迎えました。
久しぶりの実戦なのに上位入賞を期待する妻(笑)
大会当日の朝、妻がサラッと一言。
妻「3位までに入ってね^^」
市民将棋大会ということもあって、上位に入賞すると、市の広報誌に名前と写真が載るのです。妻としては、それをご近所さんに自慢する腹積もりだったようで(笑)
いやいや、こちとら数年ぶりの実戦ですぜ。上位入賞はさすがに苦しい(^^;)……というのが正直なところなんですが。
朝の冷気の中、私は自転車で市内の会場に向かいます。あとで妻と娘が応援に来てくれる予定になっており、そのときに車を使うので、私は自転車での移動。適度に身体を動かすので、朝の眠気を振り払うにはちょうどよかった。
市民将棋大会ということで、開会式には市長や文化局長?などのお偉いさんたちの姿が。休日の朝早くから大変ですな。
大会の形式 ブロック予選→決勝トーナメント
それではここで、大会の形式を説明しておきます。
前提として、参加者は「有段者クラス」と「級位者クラス」のどちらかを選択して参加します。当然ですが、衰えたりといえども私は有段者クラス。
まず、全参加者を2つのブロックに分けての予選。ブロック内で予選を5局指します。勝っても負けても5局指せるので、楽しめますね。
そして、各ブロックの成績上位2名が決勝トーナメントに進出。最後は4名でのトーナメントで優勝を争うという形。
時間設定は30分切れ負け。
一局が必ず1時間以内に終わるため、大会運営側としては進行の時間が読め、ありがたい設定です。
初戦でいきなり強豪と対戦! あちゃー
インターネットで調べれば、過去の大会の結果は分かります。ここ3年ほどの1~3位の人の名前は「要警戒人物」として調べておきました。そして、予選1局目の組み合わせ発表。
いきなり去年の準優勝者と当たる
数年ぶりの実戦の相手としては、ちょっとキツイ。せめて初戦くらいは、もう少し楽そうな相手がよかったのですが……。まあ、こればかりはクジ運次第なので如何ともしがたいですね。
さて、対局にあたっては、以下の目標を定めました。
- うっかり駒をタダで取られないようにする
- 二歩をしない
「おいちょっと待て、なんだそのレベルの低い目標は」と思うでしょうが、実戦カンが鈍りきっているので、そういう“事故”がないとも限らない。それはさすがに恥ずかしすぎるので、そこだけ気を付けようかなと(^^;)
いよいよ予選1局目がスタート。その模様は……次回の中編でお送りいたします。↓関連記事からどうぞ。